地震災害による宅地復旧工事

令和6年能登半島地震から丸9か月が経ち、10月に入りました。
加えて、線状降水帯による水害は大きなダメージが加わりました。
この間、お客様とのつながりが深まった事が沢山ありました。



当社で建築いただいたお客様宅は液状化にて、建物が地面の隆起と共に家が傾いてしまいました。
大規模半壊です。
傾いたお家は、おおきな数字では20センチ近くの誤差が出ました。



これ以上、住むのと三半規管がおかしくなってしまうので引っ越ししましょう。
と、提案しました。
それでも、奥様はこの家から離れたくないと懇願されいろいろな選択方法の中から宅地の復旧工事を選ばれました。
正直、宅地の復旧は液状化された土地がベースなのでまた同じことが起こる可能性もあるのです。
ご判断をいただいたと同時に、私達は傾きが直り今まで通りの生活が一日でも早く来ることを願って請け負わせていただきました。


毎回、打ち合わせに行く度に「ありがとう。ヤマダタッケンで建ててよかった。無事に建物の傾きが直る事を願っています。」とご家族みんな笑顔でお話くださいます。
かかる費用は半端な額ではありません。
お借入れして、行政とのやりとりにもお疲れになられているはずなのに。
私達に、有難いという気持ちをいつも伝えていただきそれ以上にお返しをしないとといつも気持ちが固くなります。



時間を経て、助成金も出る事となり無事に復旧工事も終わりました。
と仰り、最後は外まで笑顔で見送りをしてくださることが災害というきっかけでしたが、私にとってお客様とのつながりや温かさを感じる時間いただき感謝しています。
政権も変わり、これからの能登半島復興へのみちのりが少しでも早く進む事を願っています。 sawano

能登の大雨による災害にお見舞い申し上げます


先週の土曜日9月21日に奥能登を襲った線状降水帯。
当日、能登学舎に向かっていた私は午前9時半に珠洲市旧小泊小学校に避難する事となりました。
小学校の二階でゼミを受けていましたので、携帯を見ていなかったので避難レベルの災害になっているとは…。
気付くと、珠洲から出れない状況になっていました。


輪島にお住まいの方もいらっしゃり、ご自宅は床上浸水になってしまい勤め先の機械もダメになってしまったとの情報が入りやりきれない気持ちになっていました。
川の氾濫があり、珠洲は孤立してしまったように出れなくなっていたようです。


各方面に、行き来している方達から情報をもらい雨が小休止したタイミングでなんとか金沢方面へ向かう事ができ無事に帰宅できました。
途中で見た景色や、携帯の動画から感じる事がずいぶんと気持ちを沈めていく。
そんな中、私達は戻る場所がある事に罪悪感を感じていました。



その後のニュースを見て、多くの方が地震と洪水のダブルパンチに気を落としていらっしゃるインタヴューを見るたびに自分でできることを探しています。
同日に、金沢の南部にある四十万のきずな公園で灯篭祭りが開催されていました。
会社から少しお手伝いをしていたのですが、能登の方達に元気を送るお祭りが能登からこれなくなってしまった事でどれだけ尽力をつぎ込んでも自然災害に勝る事ができないと無念に感じています。


救いは、ボランティアに来ている方達の笑顔でした。
話を聞きながら常に笑顔でいらっしゃるボランティアのサポートもしていきたいと思います。
一日も早い復興を笑顔で祈る事が何かの役にたてばいいですね。 sawano

暮らす場所は一か所じゃなくてもいい

先週末にお引渡し式が二件ありました。
両家ともに金沢市より能登に近いエリアで、ゆったりとした敷地に建っています。
私達は引き渡し式というセレモニーを行っています。




海辺に近いお客様宅で、少し時間があったので海の方へ散歩に行ってみました。
5分も歩かないうちに、おおきな公園へ到着。
お子様3人がここで自由気ままに遊べる環境がとてもいいです。
近くには、民家でパン屋さんを営んでいるお店がありました。
住宅街には、焼き立てパンのいい香り。
ちょうど10時にOPENしたようです。
買って行こうか、お客様はもう来てしまうから後にしようか?
迷ったうえで、式が終わったあとに購入できました!



歩いて海辺や楽しい遊具がある公園。
そして、焼き立てのパンが買える環境があるなんて。
映画に出て来そうな町でした。


石川県は能登をはじめ、自然豊かなエリアが沢山あります。
私自身も金沢市内に、駅から10分ほどの自宅と里山との2拠点生活をしています。
もちろん、県を跨いで生活の拠点が複数ある方もいると思います。
それは、仕事の都合だけでなく気持ちをリフレッシュさせるためにもおすすめです。
空家問題も解決するためにも、人が管理出来てウェルビーイングできる2拠点生活。
ご興味ある方はご相談ください。 sawano

日本の医療は安い (個人の意見です)


ずっと神経を蝕んでいた親知らずをようやく抜く事が出来ました。
県中央病院の口腔外科で診療してもらいそこから二か月間、手術日が来るのを恐れていました。
複雑に生えているので、抜くのが困難な事やその後の様態予測も説明いただき余計に恐怖心が募っていました笑
いくつになっても歯医者さんは怖い存在です。


抜歯の時間は部分麻酔をしているので、唇までしびれがあるままマスクをして会計を待っていました。
一応、手術と言われていたので支払い額はある程度覚悟していましたが5000円強。
その後、処方薬を取りに行くと700円程度。
これだけの事をして、6000円ほどで足りるとは日本の医療は安いと感じました。


そう感じるのはドラマから得た知識ですが。。。


日本は就労していればほとんどの方が社会保険に加入できて、半額を企業が負担してくれる。
海外ではほとんどの方がそのような社会保障を受ける事が困難で、病院へ行くと多額の医療費がかかるのでためらうという事が多々あります。
あくまでも個人の意見ですが、これだけ保証があり安心して生活できる国なのに不満が蔓延している今の時代。


もっと、自国を愛する国民が増える国になる事を祈ってます。 sawano

休み方改革

今年の4月より働き方改革が中小企業の建築業界でも、努力義務ではなく法令順守となりました。
当社は水曜日と祝日が会社定休日となり、その他は月曜及び金曜日以外で仕事の段取りによって休ませてもらっています。
長年社会人経験をしていると、こんなに休みがあって仕事がちゃんと遂行できるのかと休みに対してマイナスのイメージが付いてしまいました。
半年近く過ぎて、ようやく管理職の人間も理解してきたように感じます。



私自身、積極的休むようにしています。
まとまった休みが取れると、すぐに県外や海外へ行ってしまうので移動がある分、忙しない休日を過ごしているのかもしれませんね。
連休を取ると時間が足りなく休日に調べ物をしたり役所や銀行へ行ったり自宅で資料を作ったりetc
他のスタッフもしていると思うと、やはり休み方も改革する意識が必要ですね。


みんなそれぞれ、趣味や資格習得のために休日を使っていたりします。
子育てに追われているスタッフもいますから、彼らは時間が全く足りないでしょう。
私も子育て真っ最中の時には、週一回の休みに対して朝子供達を送りだし家の事を行って子供達が帰ってくるまでが唯一の休み時間でした。



子育ても終わり、時間に余裕が出来たいま、あの頃を振り返るとよく体調を崩さずにやってこれたものだと我ながら感心します笑
休日が増えて行く回数が増えたのは、整体と日帰り温泉。
身体のメンテナンスに時間とお金を使う年齢になりました。
ゆったりとリラックスできる時間を作る事ができるようになりました。


積極的に休みを取れる会社にし、それなりに給与も上げれる会社にしたいものです。 sawano

素敵なビジネスパートナーたち

三日間、関東での出張でした。
私は地元で住宅をご提供するお客様宅の建築に関わる職人さん以外にも、多くのビジネスパートナーが居ます。



70年代不動産では、リノベーションノウハウのパートナーシップを行っているので東京で70年代不動産を作っていただける会社様と物件の確認に行って参りました。
とても大きな物件で、リノベ工事をして事業用としても活用したいとの事です。
設計の西田さん、加盟店担当の松島さんと現地の会社様といろいろ話ながら物件を作り上げていくのはとても楽しみです。



上野にある有形文化財のレトロなビルのリノベーションデザインも請けていたので、一緒に見てきました。
文化財とあって、重厚感がありとても素敵なビルです。
これにデザインできるなんて、とても楽しい仕事に感謝です。


2日目は20年来のお付き合いがある工務店さんへ、20代のスタッフ達と研修へ。
こちらは、スタッフブログで紹介されると思いますのでそちらをご覧ください。




3日目は、PIT21CAFEにコーヒー豆を卸していただいているAllpress Espresso Coffeeのロースタリー兼カフェへ。
ニュージーランドのプレミアムコーヒーのオールプレスは先日行ったメルボルンでも、旅の合間にいただきました。
これからの日本での展開に対しての仕掛けをいろいろ教えていただきました。
こちらは10年のお付き合いです


その後、銀座へ移動。
16年のお付き合いとなるFarrow&Ballの日本代理店カラーワークスさんへ。
こちらのスタッフの皆さんとは、同郷の幼馴染のようにお付き合いさせていただいています。
一緒にランチミーティング。
今後の展開に加えて、人材育成についての意見交換等みっちりすぎて時間が足りないくらいでした。


これらは、地場での建築に伴い多角的に事業展開をさせていただいているからなのです。
社外にも多くの仲間が居て、私達にとってはとても心強いパートナーたち。
これからも、一緒に切磋琢磨していきたいです。
実のある出張でした。 sawano