里山にてFarm Cottage完成し、11日にスタッフが引き渡し式を開催してくれました。
14年前の今頃の時期、自宅が完成して引き渡し式をしてもらったのを思い出します。
今度は、家族だけのHOMEではなく地域の方や農業に興味のある方にも使っていただけるようなCottageです。
Cottage=(田舎の)小さい家
まさしく、私の理想としている場所です。
構想から3年、建築許可や地域の方の賛同等ハードルは沢山ありました。
そのストーリーは別途ブログをご覧ください。
「SATOYAMA Life(里山の暮らし)」
今回は本宅ではない事もあり、できればコストを抑えでも妥協したくない。。。
一般的に皆様が住宅建築に対する懇願を叶えるために、工事担当の五十嵐さんと沢山打ち合わせをして建築しました。
まず、間取りは4間(間=日本の空間グリッド)角の平屋ですが小屋裏にも部屋があります。
とにかく無駄な材料にならないように、倉庫で眠っている建材を極力使う。
これをミッションに作ってみました。
結果、劇的にお安くなったわけではありませんがとても納得のいくCottageが出来ました。
どんな建材を使ったか少しご紹介します。
今回ぜーったい採用したかった薪ストーブ。
10年以上前に仕入れた中国製の小さなストーブです。
キッチンはウッドワンさんの広島ショールームにて展示してあったオークキッチンキャビネット付きステンレス天板の、アイランドキッチンを展示品価格で譲っていただきました。
棚板や玄関框は地元の材木屋さんが倉庫を整理する際に、お安く販売してもらったオーク材です。
その時、虎膚(トラフ)と言う木材の好い目を教えてもらいとっても気に入ってます。
ヴィンテージキャビネットに付いていたスライドガラスドアを玄関の間仕切りに利用。
ヴィンテージ鋳物シンクはアメリカからのジャンク品。
ログサイディングは、カナダからLOG材を輸入した際に同梱発送してもらいました。
ウッドデッキも、レッドシーダーですがいろいろな現場から余った端材を集めて製作。
Farrow&Ballの塗料も在庫色から選び、どうしても必要な色だけ新規発注しました。
玄関周りの漆喰も現場で半端になった材料をかき集めて、左官です。
職人さん含めて、ある材料を如何にセンス良く取り付けるかは皆さんの大きな課題となってしまいましたが楽しい建築期間でした。 sawano