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2012.07.01 WRITER スタッフ

現場は自分達で考える

今日は7月1日
また新しい気持ちで頑張りましょう!
先週GB高山大会で永家工業さんにお邪魔しましたが、高山ではとても
顔の広い永家社長に全国的にも有名な「飛騨の家具」そのいくつかを
案内して頂きました。

 

二日間で4つの会社を回ったのですが、とても印象に残ったA社のことを
お話します。
製造会社は色んな業種で沢山ありますが、作業する現場が一番重要なのは
当然のこと。

 

そこでこのA社は実際に作業する自分達仲間で効率の良いように考え、仕組を
作っています。
歴史ある会社でも、昔からある作業方法を守り続けるのではなく、いい意味の
合理的で、しかも楽しくなる仕組みづくりです。

 

これはトヨタ自動車をまねていると案内の方がおっしゃっていましたが
在庫は一切しないが、お客様にはオーダーを頂いてから手元に届くまで
最長でも2週間の仕組みや、環境問題も考え、材料を無駄なく最後の

最後のおがくずまで燃焼し、工場内の暖房や、機械のスチームへと無駄なく

使われているのです。

 

それらは会社トップが決めるのでなく、実際に作業している人達が
働きやすくするため、自分達でアイディアを出しあって決めていく
とのこと。

 

5cm四方の小さな色の付いたプレートがいくつも、機械のまわりに
掛けられそれにもいくつもの意味があるそうで、それらの関係する
まわりの人達もそれを把握し、みんなでベストの状態を保つのです。

そして何よりも驚くのは超が付くほど全員がフレンドリー。
「こんにちわ」は大人しい人。

手を振り、最大の笑顔で「オーイこんにちわ」

 

全然挨拶の距離ではない遠いところからも、気持ちの良い挨拶が
飛んできます。
ここはアメリカか?

 

50年ほど前の古い工場にはコーナー毎に地名が付いていて、「ここは
笑顔の銀座3丁目」など楽しい名前があちこちに見えているのです。

お聞きすると、自分たちの仕事場は楽しくないとと。

しかしそこは決して仲良しこよしではなく、しっかりと仕組み作りを
行っている。

 

上の写真のようなプレートもあり、わざと自分達の失敗も見せて反省でき
るようにもなっているのです。

 

今回色んなことを教わりました。
私達も住宅製造業。
もっともっと工夫しなければいけません。

 

現場を楽しく、明るく、安全に合理的にする。
合理的=工期短縮=商売繁盛=働くことに生きがい

 

社員だけではなく、仲間の職人と一緒に。

 

これら現場を引っ張る人づくりが私の仕事です。

頑張ります。

 

Yamada Shuji

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